展示会ニュース 2025.09.26
9月14日、2025中国国際福祉博覧会及び中国国際リハビリ博覧会が成功裏に閉幕しました。今回の福祉博覧会は「テクノロジーの力による福祉の共有」をテーマに、世界17の国・地域から92の国際機関を含む430以上の企業・団体が出展し、出展規模と国際化の程度はいずれも過去最高を記録しました。3日間にわたる博覧会には約5万人の専門来場者が訪れ、会場は人であふれ、活発な交流が行われ、高水準のリハビリ補助器具産業の盛会を成功裏に創り上げました。
テクノロジーの力
今回の博覧会は世界のハイテク補助器具の初公開・初披露の場となり、数多くの革新的な製品と技術が一斉に発表され、「目に見え、触れることのできる」イノベーションが会場での体験ブームを巻き起こしました。来場者は階段昇降車椅子、脳波制御車椅子、歩行補助外骨格、バリアフリー福祉車両、スマート盲導犬、AIスマートグラス、スマート補聴器、情報バリアフリー、スマート義肢、介護ロボットなど一連の最先端技術を体験しようと列を作り、展示エリアは人だかりができ、絶え間ない交流が繰り広げられました。障がい者と高齢者を支援するテクノロジーの最新ブレークスルーがイベント全体を通じた焦点となり、来場者一人ひとりが足を止めて体験せずにはいられませんでした。
「補助器具イノベーション製品発表会」では、複数の先端技術企業が障がい者・高齢者向けの新製品を発表しました。スマート歩行支援、視聴覚補助、在宅介護など多分野をカバーするこれらの製品はブレイン・マシン・インタフェース、人工知能、モノのインターネットなどの先進技術を融合し、テクノロジーの力による不自由のない生活の可能性を示しました。
特に中国聯通、Vivo、科大訊飛は、高齢者や聴覚障がい者などの円滑なコミュニケーションを支援する情報バリアフリー分野のイノベーション製品を展示し、中国移動具身智能産業イノベーションセンターは視覚障がい者向けに正確な障害物回避と方向案内を提供するスマート盲導犬「霊犀」を発表しました。また、孝心通が発表したAIノック式呼び出し機は中国初の人工知能ノック式呼び出し装置であり、高齢者の在宅での安全感を効果的に向上させることができます。会場は熱気に包まれ、数多くのイノベーション製品に引きつけられた来場者がそれらを体験する中、補助器具産業の革新的な発展と技術の実用化をさらに促進しました。
顕著な成果
展示会場は人だかりで賑わい、活発な交流と商談が行われ、多くの出展企業が本博覧会の成果を高く評価しました。会場では、湖南省、遼寧省、深セン市、蘇州市の代表団は1000万元超の注文を、XSTOは350万元超の前払い金を、錢璟リハビリは120万元超の意向注文金額を、広汽伝祺、Wiskingなどの出展企業も100万元近い意向注文を獲得しました。また、軼疆医療は10社以上の代理店・販売店との意向契約を、Ever Careは1000件の受注契約を締結しました。……
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企業からは、「本展示会はイノベーション製品と技術成果を一斉に展示する重要なプラットフォームとなっただけでなく、専門バイヤーとの深いマッチング・協力を効率的に促進し、企業の国際市場開拓や多様な業務チャネルの構築に重要な機会を提供した」との声が多数寄せられました。
福祉博覧会を高く評価した出展企業の声：
“「今回の福祉博覧会では、ブレイン・マシン・インタフェースや膝関節外骨格などの製品を初公開しました。このプラットフォームを選んだ理由は、国内外に強力な影響力を持ち、政府機関、産業チェーンのパートナー、そしてエンドユーザーとの効率的なマッチングのきっかけを提供してくれるからです。」”
——RoboCTのプロダクトディレクター 胡鑫さん
“「福祉博覧会は中国国内の高齢者介護・リハビリ分野で最大の規模と影響力を持つ展示会です。全国の各省・市の障がい者連合会や民政局などの政府部門と接触できたほか、50社以上の介護代理店やバリアフリー改修会社とのマッチングもできました。この効率的で集中的なマッチング効果は予想を大きく上回りました。」”
——MatesideのCEO 劉志闊さん
“「今回の展示会は国際化レベルが著しく向上し、オーストラリア、フランス、メキシコ、スロバキアなどヨーロッパ・オセアニア市場からの新規顧客層を引きつけ、来場者数も大幅に増加し、より広範な国際リソースに触れる機会を得られました。」”
——Wonderfulの社長 劉巧麗さん
“「今年の展示会は来場者数が非常に多く、また、ロシア、インド、カザフスタン、メキシコ、韓国、ベトナム、イエメンなどからの外国来場者も明らかに増加し、その結果、ブランド認知度を効果的に高め、効果的なプロモーションを行うことができました。」”
——米アルプスのマーケティングディレクター 呉嫻さん
専門バイヤーが集結
今回の博覧会には国内外から多数の専門バイヤーが来場しました。アメリカ、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、ロシア、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、ギリシャ、ハンガリー、スウェーデン、ベルギー、オーストラリア、メキシコ、アルゼンチン、シンガポール、韓国、日本、タイ、 インド、マレーシア、インドネシア、ベトナム、モンゴルなど50以上の国・地域から数百名の海外バイヤーが訪れ、病院、リハビリセンター、義肢装具センター、商社、障がい者協会など多様な機関が参加し、世界の福祉市場の旺盛な需要と高い関心を示しました。
ドバイから福祉博覧会を訪れたアジアパラリンピック委員会のマジッド・ラシッド会長は、会場で車椅子など複数の製品を購入し、博覧会には障がい者の生活を変えるイノベーション製品が数多く集結しており、誰もがここで必要な機器やソリューションを見つけられると述べ、2026年の再度の出展を大いに期待していると語りました。インドネシアからの医療リハビリ機関の代表者は初めて福祉博覧会を訪れ、革新的なリハビリ技術機器や訓練方法を探している彼は、中国のリハビリ機器メーカーとの連携構築や協力機会を希望しているとのことです。「福祉博覧会の展示品は豊富且つ多様で、実際に体験する価値があります。2026年に再び訪れるのを楽しみにしています。」
中国国内のバイヤーについては、全国の障がい者連合会システム、民政システム、総合病院、リハビリ機関、特別支援学校、研究機関、高齢者施設、販売代理店、業界団体などからの専門的な来場者が団体で参加し、購買しました。石景山区障がい者連合会肢体障がい者協会は、今回の福祉博覧会の科学技術レベルを高く評価し、展示会が福祉分野における科学技術イノベーションの無限の可能性を十分に示していると述べました。
北京市盲人学校は、博覧会の専門性と先進性が際立っており、社会が特別なニーズを持つ人々の要求への関心と理解を効果的に促進したと述べました。成都市武侯区特殊教育学校は、今回の展示会で披露された複数のスマートリハビリ補助器具が、居住、移動、読書、言語支援など多分野をカバーしており、最先端技術のブレークスルーを反映し、特別なニーズを持つ人々の生活と学習体験を着実に向上させたと述べました。
専門家・学者が高く評価
展示会期間中には30以上の学術交流・産業マッチングイベントが開催され、300人以上の専門家・学者および業界リーダーたちを招き、技術による障がい者支援、補助器具イノベーション、リハビリサービス、高齢者産業、特別支援教育の発展といった最先端分野をめぐり深く議論し、「産学研用」の深い連携を推進しました。
世界保健機関、グローバル支援技術パートナーシップ（ATscale）などの国際機関、および「一帯一路」沿線国の代表者も一堂に会し、支援技術のニーズと協力の見通しについて交流し、世界の補助器具産業の協調的発展とリソースの統合を積極的に促進しました。
モンゴル国大フラル（議会）議員のサレンチュルーン・オトゴン氏は、中国の支援技術製品の先進性と実用性を高く評価し、この展示会を通じて中国のサプライヤー企業と長期的な協力関係を構築する意向を明確に表明しました。
セネガル国立整形外科サービスセンター所長のサイディナ・ウスマン・バ氏は、今回の博覧会を通じて、中国をはじめとする国際社会との協力関係をさらに拡大し、技術、製品、市場面での支援をさらに得たいと期待を示しました。
中国リハビリ技術転化・発展促進会事務局長の楊涵氏は、この本展示会の国際的影響力が顕著であり、「政産学研」の連携と成果の実用化を効果的に推進するとともに、中国の先進的な製品と技術のグローバル市場への進出を積極的に促進していると述べました。
住宅都市農村建設部高齢者向け建築・環境重点実験室、中国建築設計研究院高齢者向け建築実験室執行主任の王羽氏は、今回の博覧会が政府、産業界、学術界、研究機関の多様な力を効果的に集結させ、障がい者・高齢者の真のニーズに焦点を当てて技術の転化と実用化を推進し、「テクノロジーを人々に奉仕するために使う」という理念の実践を着実に支援していると評価しました。
盛会に幕を閉じても、感動は続きます！
2026中国国際福祉博覧会
またお会いしましょう！
