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北京市、高齢者分野人材の需給にミスマッチ

業界ニュース 2017.04.19

 京市では高齢者市場に発展に伴う巨大な人材ニーズが存在するにもかかわらず、人 材不足という問題に面している。北京市内で高齢者サービス関連の専門課程を設けてい る職業学校は北京労働保障職業学院、匯佳職業学院、北京社会管理職業学院の 3 校のみ、 全市でも同分野の専門人材の卒業生は毎年 200 人に満たないと見られている。

2016 年末時点で北京市内の養老施設は 587 カ所に達している。北京市内で 5 カ所の 施設を運営する寸草春暉養老院は北京労働保障職業学院から毎年 6~7 名を採用、今年 は 10 名採用する予定だが、業務拡大に伴い実際は 50 名程度を必要としておりニーズが 満たされていない状況にある。 需給のミスマッチが生じている要因として、

第一に待遇の低さが挙げられる。新採用 者の年収は 4~5 万元程度と高くなく、報酬体系が整備されていない。

第二に職業学校 の学費の高さもネックとなっている。年間の授業料は約 6,000 元が必要となり、農村出 身者の学生が大多数を占めるなかで、少なくない負担となっている。

第三には施設での 業務負担の大きさである。より多くの若年層を引き付けるには社会保険の優遇や社会福 利の充実などを通じた支援が必要としている。

(来源:中国養老網)