北京市は、2017 年 1 月 17 日「北京市“十三五”時期高齢者事業発展規画」を発表した。 同規画では、2016 年から2020年までの第13次5カ年規画期間中の主要任務として、健 全な社会養老サービス体系の構築を掲げており、そのなかでも在宅サービスの発展、社区 施設の建設強化を重点として挙げている。在宅サービスについては、2016年に施行された 「北京市在宅養老サービス条例」に従って、社区養老ケアセンターや社区養老サービスス テーションを通じた専門的なサービスの提供、基礎衛生サービス中心などの医療体系と連携した家庭での医療サービスの提供などを強化していくとしている。
また、社区施設の建設については、今後3年間で市内に208カ所の社区養老ケアセンタ ー、さらに 2020年までに養老サービスステーションを建設するとしている。民間企業による参入を奨励し、専門的で多様なサービスを提供していくとしている。
長期介護保険制度については、政府による補助、企業による補助などを通じて基本的制 度の導入を目指していくとしている。